未翻訳ブックレビュー

世界の本への窓 by 植田かもめ

いつか宇宙人に人間について説明してみたい、または「エイリアン系」の本について

Explaining Humans: Winner of the Royal Society Science Book Prize 2020 (English Edition)

 

タトル・モリエージェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新しています。「人間を説明するマニュアルがずっと欲しかった」と語る自閉症の分子生物学者カミーラ・パンが著した"Explaining Humans"を紹介しています。

 

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【寄稿連載更新】アンチレイシストになるには

How to Be an Antiracist (English Edition)

 

タトル・モリエージェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新されています。

 

歴史学者でありボストン大学反人種差別主義研究センターの所長も務めるイブラム・X・ケンディによる一冊を紹介しています。是非どうぞ↓

 

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2020年ベストマンガ - 「チ。ー地球の運動についてー第1集」by 魚豊

チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス)

 

人生がゲームだとして、クソゲーをクリアするのと、よいゲームだがゲームオーバーになるのと、どちらに価値があるのだろうか。

 

15世紀のヨーロッパを舞台に、異端とされていた地動説を証明しようとした人々を描くマンガ「チ。ー地球の運動についてー」が、とんでもなく面白い。まとまった単行本はまだ1巻しか出ていないのだけれど、「連載マンガの第1巻」として、こんなに完璧な作品は無いんじゃないか。構成の素晴らしさを確認したくて、もう何回も読み直してしまった。

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【寄稿連載更新】価値って何?

The Value of Everything: Making and Taking in the Global Economy

 

タトル・モリエージェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新されています。

 

経済学者のマリアナ・マッツカートが「価値とは何なのか」を考察した一冊を紹介しています。洋書を毎月紹介するこの連載も気がついたら30回を超えました。是非どうぞ↓

 

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【寄稿連載更新】冷戦時代のケンブリッジ・アナリティカ

If Then: How the Simulmatics Corporation Invented the Future (English Edition)

 

タトル・モリエージェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新されています。

 

1960年代、まだIBMの磁気テープコンピュータしかなかった時代に「ビッグデータ分析」をして世論を操作しようとしたサイマルマティクス社の興亡を描いたノンフィクション"If Then"を紹介しています↓ぜひどうぞ

  

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【寄稿連載更新】キャス・サンスティーン新作

Too Much Information: Understanding What You Don't Want to Know (English Edition)

 

タトル・モリエージェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新されていました。

 

実践 行動経済学(Nudge)などで知られるキャス・サンスティーンの9月に出たばかりの新作"Too Much Information"を紹介しています↓ぜひどうぞ

 

 

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