見えないアメリカをめぐる400年 - White Trash by Nancy Isenberg
White Trash: The 400-Year Untold History of Class in America
(ホワイト・トラッシュ:アメリカの語られざる階級の400年の歴史)
ドナルド・トランプが大統領選挙に勝利した。
このブログでは、人口に占める白人割合の低下を背景とする、共和党の長期的な凋落傾向を予見した本を3月に紹介したりしていた↓
宇宙船を編む(中学英語で) - Thing Explainer by Randall Munroe
2016/04/09 初出
2016/11/23 日本語版発売につき更新
ランドール・マンロー「ホワット・イズ・ディス?:むずかしいことをシンプルに言ってみた」として発売
(yomoyomoさんの記事で知った。いつもありがとうございます)
Randall Munroe "Thing Explainer: Complicated Stuff in Simple Words"
複雑な物事をシンプルに説明するには何が大事か?
国際宇宙ステーション、サターンVロケット、人間の内臓、天気図、電子レンジ、アメリカ合衆国憲法など約40の項目を本書は解説する。使っていいのは、最も使用頻度が高い英単語1000語とイラストだけ。各ページの見た目はこんな感じ↓
続きを読む【追記あり】イ・ラン「神様ごっこ」とミランダ・ジュライ - Playing God by Lee Lang
初出:2016年11月
更新:2018年4月(ライブの感想を追記)
目次
- 死と哲学についてのエッセイと音楽
- 神の目線
- 埋もれる「私」の慰労
- 【追記】東京でのライブの感想
イ・ラン - 神様ごっこ(Lee Lang - Playing God)
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プロは奇跡を起こさない - 「ハドソン川の奇跡」と「夜間飛行」
御年86歳のクリント・イーストウッド監督の新作映画「ハドソン川の奇跡」を観た。ニューヨークのハドソン川にUSエアウェイズ便が不時着して世界中でニュースとなった2009年の出来事を描いた本作は、アクション映画でもパニック映画でもなかった。どんな映画なのかを町山智浩さんが紹介していたので、「ラジオ書き起こし職人」みやーんさんのページから引用する。
続きを読む【追記あり】Nikes by Frank Ocean
続きを読む2016/9/18:この記事はもともと歌詞対訳と簡単なコメントだけを載せていたが、いろいろと余談を語りたくなったので追記をした
- 鬱くしい
- 追記1:BlondでありBlondeでもある両義性
- 追記2:Kohhと似た固有名詞の使い方
- 追記3:異界の声としてのフィルターボイス
- Nikes by Frank Ocean
翻訳できない世界のことば - Lost In Translation
このブログは未翻訳の洋書を日本語版発売前にかいつまんで紹介するのがメインのブログだけど、以前紹介したイスラエルの作家エトガル・ケレットの本とか、とても好きなものは日本語版が出ていても取り上げたい。
本書「翻訳できない世界のことば」(原題'Lost In Translation')は、他の言語では一言で言い表せないような世界中のことばをイラスト付きで解説する本。著者のエラ・フランシス・サンダースは20代の女性イラストレーターである。本書のレビューをアマゾンに投げたのでここにも転載しておく。
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