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未翻訳ブックレビュー

Lost In Bookish Rambles. 日本語版発売を待たずに本を紹介するページです

【番外】もしUSにフリースタイルダンジョンがあったら

FICTION & ART

The Rap Year Book: The Most Important Rap Song From Every Year Since 1979, Discussed, Debated, and Deconstructed (English Edition)

 

書評と何の関係もない、遊びの番外エントリです。

 

フリースタイルダンジョンをいつもYoutubeで見ていたのですが、権利問題の関係でオフィシャルにはYoutube配信中止になってしまいました。

 

で、かわりに?Swayのフリースタイル動画を見ていたら、Commonがめっちゃかっこいいラップをしてました。

 

これ見ながら、「もしUSにフリースタイルダンジョンがあって自分がモンスターを選ぶとしたら誰にしよう」と妄想しました。

 

これは、渡辺志保さんが使っていた表現をアレンジして例えると「もし日本に『ピザダンジョン』という番組があって、それのイタリア版があるとしたら誰がモンスターか」みたいな妄想です。または「もしアメリカに『寿司ダンジョン』という番組があってそれの日本版が(以下略)」みたいな話です。

 

でもフリースタイルダンジョンみたいな方式のラップバトルって、もしかしてUSにも無いんじゃないかと思います。確かめようとして現役のUSバトルラップシーンみたいなのを調べようとしたのですが↓

多様すぎてよくわからないのでやめにして、、、自分の好きなラッパーでモンスターを勝手に並べてみました。ではどうぞ。

 

モンスター1匹目:Chance The Rapper

 

なんとなく最初は「勢いのある上り調子の若手」がいい気がするのでチャンス・ザ・ラッパーです。T-Pablowの方がイケメンだと思いますが。

 

モンスター2匹目:Earl Sweatshirt

※なかなかビートが決まらないEarl Sweatshirt

 

2匹目。サイプレス上野っぽい人を考えましたが思いつかないので、全然違いますが個人的に大好きなアール・スウェットシャートを召喚します。

 

モンスター3匹目:The Game

 

一気に大物。漢 aka GAMIの枠。上の動画では、Nas Is Likeなどのビートに乗って、出されたお題についてラップしています(コービー・ブライアントとかNWAとかストリッパーとか笑)。

 

モンスター4匹目:Kendrick Lamar


R-指定枠でケンドリック・ラマー。つまりは現役絶対王者。関係ないですがR-指定がお金持ちになれる日本であってほしいです。

 

ラスボス:Common

 

ラスボスは冒頭で言及したコモン。レジェンド感と威圧感で。般若みたいな寸劇はしてくれなさそうですが。

 

ボーナスステージ:2Pac & Nortorious B.I.G

 

そしておまけ。本家のフリースタイルダンジョンはラスボスに勝つと100万円ゲットして終わりだと思いますが、この妄想ダンジョンではもうひとつボーナスステージが天国にあることにします。

 

*****

以上、勝手に選んだモンスター達でした。ヒップホップが好きな方は「自分だったら誰をモンスターにするか」とか考えると楽しい。かもしれません。

 

あと、いちおう念のためですが、この記事は「日本のヒップホップよりUSの方がすごい」とか「しょせんUSのマネ」みたいなことを言いたいわけでは全くありません。日本のラッパーで「俺の/私のモンスター」を妄想するのも楽しいと思います。なお、これを書いている2016年6月時点でモンスターになっているDOTAMAとChico Carlitoはこの記事ではいったん忘れました(二人ともスゴ過ぎですが)。

 

余談:何ブーム?

ところで、この記事を書くためにググっていて感じたのですが、最近のフリースタイルダンジョン人気とかについて、「ラップブーム」「ヒップホップブーム」と呼ぶか「日本語ラップブーム」「日本語ヒップホップブーム」と呼ぶかで、ことばを使う側が意識していることや反応しているポイントがかなり違うのかなと思いました。

 

「日本語」をつけない場合は純粋に音楽や表現スタイルに焦点が当たるのに、「日本語」をつけるとなんだか急に「もともとアメリカのものであるラップをいかに日本(語)でやるか」みたいな輸入文化論、翻訳文化論みたいな文脈になったり、「日本語の表現の可能性」みたいな文脈になります。

 

自分は英語のラップも日本語のラップも好きなただの素人であんまり偉そうなことは言えませんが、たとえば「海外文学」というジャンル分けによって世界の面白い小説の敷居が高くなってしまうように、「日本語」とつけることで日本以外のヒップホップを「USヒップホップ」とか呼ばないといけなくなって敷居が高くなったりしなければいいなと勝手に思います。

 

世界のヒップホップ事情は全然知りませんが、ドイツのラッパーは自分たちのラップをジャーマン・ラップと呼ぶのでしょうか。スペイン語を話すチリの人たちは自分たちのラップをスパニッシュ・ラップと呼ぶのでしょうか、チリアン・ラップと呼ぶのでしょうか。それとも、単に「ラップ」と呼ぶのでしょうか。。