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未翻訳ブックレビュー

Lost In Bookish Rambles. 日本語版発売を待たずに本を紹介するページです

もっといい人いるかも症候群 - Modern Romance by Aziz Ansari

2016/02/11 初出 2016/08/26 アジズ・アンサリ「当世出会い事情―スマホ時代の恋愛社会学」として日本語版発売 Aziz Ansari and Eric Klinenberg "Modern Romance" 2005年から2012年にアメリカで結婚したカップルのうち、3分の1はオンライン上で知り合ってい…

【番外】「陳列欲」と電子書籍の新しい売り方

このブログは書評ブログですが、これは番外エントリーです。何か好きなものを並べてうっとりしたい。という欲求についての話。 今日アマゾンを見ていて、ガルシア・マルケスの著作の英語版が新装されているのを見つけました。2014年に出た新装版らしい。これ…

宇宙人に人類史を教えるための7+1冊:Sapiensから広げるブックリスト

ひとつ前にアップした記事↑の関連エントリ。 ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス」は、取るに足らないチンパンジーの一種だった人間が地球の支配者になれた要因は何だったのかを語る本だ。生物進化や経済やテクノロジーなど広範な領域について言及するこ…

【まとめ】俺のグラミー/アカデミー/ピュリッツァー賞2015

今年よかった音楽と映画と本をまとめて紹介します。 かっこつけてグラミー/アカデミー/ピュリッツァー賞としていますが、ひとりで勝手に選んでいるだけなので、名前はレコード大賞でも映画秘宝ベストでも王立協会科学図書賞でもなんでもいいです。とりあえず…

【番外】星野源の今後を勝手に考える

星野源 - YELLOW DANCER 書評と何の関係もない番外エントリです。 星野源の新アルバム「Yellow Dancer」の感想と今後やってほしい事の妄想です。

頼むから物語らないでくれ - A Sheltered Woman by Yiyun Lee

こんな作家がゴロゴロいるのなら、村上春樹ってまだまだノーベル文学賞を取ったりしないんじゃないか。。イーユン・リーの「独りでいるより優しくて」(篠森ゆりこ訳)という長編小説を今年読んだとき、そう思った。ゴロゴロいるのかは知らないが、イーユン…

続・コミュニケーションに悩む全ての人にオススメの作家 - On the Move: A Life by Oliver Sacks

ひとつ前の記事↓で紹介した、神経科医で作家のオリヴァー・サックスの自伝に関する話の続き。 前の記事にも少し書いたけれど、自閉症などの神経障害患者が単なる治療対象としか見られていなかった70年代や80年代に、オリヴァー・サックスは彼らの内面と向き…

コミュニケーションに悩む全ての人にオススメの作家 - On the Move: A Life by Oliver Sacks

On the Move: A Life 作者: Oliver Sacks 発売日: 2015/04/28 年末になるとメディア上に「今年亡くなった人々」という記事が出たりする。神経科医で作家のオリヴァー・サックスも今年亡くなったうちの一人だ。本書"On the Move: A Life"は、2015年の8月にが…

【番外】パリ同時多発テロ翌日のSNLオープニング

youtu.be "Paris is the city of light. And, here in New York city, we know that light will never go out. Our love and support is with everyone there tonight. We stand with you."「パリは光の街です。そして、ここニューヨークのわたしたちは、そ…

(犯罪の)未来は今 - Future Crimes by Marc Goodman

たとえば家に空き巣に入られるのと、アップル/グーグル/アマゾン/フェイスブック/ツイッターのアカウントを全て乗っ取られるのはどちらが嫌だろうか。サンフランシスコ在住のマット・ホーナンは、後者に近い事態を経験した。・・・IoT(モノのインターネット…

宇宙、エネルギー、ハードワーク - Elon Musk by Ashlee Vance

2015.07.30 初出 2015.09.23 日本語版発売につき更新(小噺追記)この先の数十年で何冊出るかわからないイーロン・マスクについての本のうち、最初の包括的な一冊。ジャーナリストのAshlee Vanceが本人の協力を得て著した評伝"Elon Musk"は、そう呼べる本だ…

変わるのは火星か人間か - How We'll Live on Mars by Stephen Petranek

How We'll Live on Mars (TED Books) (English Edition)作者: Stephen Petranek 第二次世界大戦終結から6年後の1951年、"Das Marsprojekt"(The Mars Project)というドイツ語で書かれた小冊子がアメリカで発行された。レイ・ブラッドベリによる1950年作「火…

【番外】Pitchforkアルバムレビュー翻訳:Miguel "Wildheart"

PitchforkというUSのWebメディアがあります。インディ系のロックや電子音楽やブラックミュージックなどを主に紹介するメディアです。以下はそこに掲載されているレビュー記事の翻訳になります。 レビューされている音楽は、LA出身R&BアーティストのMiguel(…

【続き】悪人って誰? - The First Bad Man by Miranda July

ひとつ前のエントリ↓で紹介したミランダ・ジュライの小説"The First Bad Man"についての余談。このタイトルが何を意味するかについて。 彼女が以前出した短編集"No one belongs here more than you.”は、複数の意味に取れるタイトルになっている。同書の日本…

これも愛 - The First Bad Man by Miranda July

The First Bad Man: A Novel (English Edition) 作者: Miranda July 発売日: 2015/01/13 ミランダ・ジュライの小説”The First Bad Man"の主人公Cheryl(シェリル)は、自分の生活スタイルを「システム」と呼ぶ。人は沈んだ気分になると皿洗いも面倒になって…

コンタクト

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もう少しだけ親切に - Wonder by R. J. Palacio

Wonder作者: R. J. Palacio発売日: 2012/02/14 "I wish every day could be Halloween." 10歳の男の子オーガストは、クリスマスや他のどんな祝日よりハロウィーンが大好きだ。 スターウォーズ好きの彼は、映画に登場するキャラクターの仮装を毎年行っている…