未翻訳ブックレビュー

Lost-In-Translation Book Review. 日本語版発売を待たずに本を紹介するページです

【寄稿連載更新】未来はアジア

タトル・モリエイジェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新しました。 地政学の専門家パラグ・カンナの新作"Future is Asian"を紹介しています↓ アジアと米国や欧州との取引が、アジア内部で完結する取引に…

エトガル・ケレット来日特設サイトにコメントを寄せました

当ブログいちおし、イスラエルの掌編作家エトガル・ケレットの来日特設サイトにコメントを寄せました。以下リンク先の"Comment"メニューで読めます↓

飛行機は羽ばたかなくても飛べる - AIと知性について

noteで寄稿している連載↑にて取り上げたAI研究者インタビュー集"Architects of Intelligence"についてのスピンオフ記事。 同書に収録されたDeepMind社のデミス・ハサビスのインタビューが面白かったので発言を抄訳しておく。人工知能研究も、本質は他の学問…

【寄稿連載更新】AIをつくった人インタビュー集

タトル・モリエイジェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新しました。 AIの創世記から現代までの主要な研究者・起業家へのインタビュー集"Architects of Intelligence"を紹介しています↓ 同インタビュー集を…

【まとめ】100+ Books Modern Pioneers and Writers Have Read - 世界的な起業家や作家のオススメ本100冊+

Introduction: A better way to find a great book is to find someone who knows great books. In other words, it is better to focus on PEOPLE rather than BOOK. Here are the book recommendations from modern entrepreneurs and prominent nonfictio…

【寄稿連載更新】"大きいこと"にくよくよするな

タトル・モリエイジェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新しました。 幸福の研究を専門としている英国の行動科学者ポール・ドーランの新著"Happy Ever After(末永く幸せに)"を紹介しています↓ 好きな本を…

【番外】今さら黒澤明「生きる」に演出を学ぶ話

書評じゃない番外記事。 「黒澤明、すげえ!」と、たぶん世界で述べ50億番目ぐらいに思った話。 目次 MotionとEmotion 「生きる」 3つのシーン 加えられている演出

【寄稿連載更新】無人兵器の未来

タトル・モリエイジェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新しました。 武装ドローンをはじめとする無人兵器を通じて「人の生死にかかわる意思決定を自動化してよいか」を考える、ポール・シャーレ著"Army of…

【寄稿連載更新】心を変える方法

タトル・モリエイジェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新しました。 医療活用目的での「ルネサンス」を迎えつつあるサイケデリックス(幻覚剤)を通して脳と心の関係を考える、マイケル・ポーラン著"How t…

【和訳とコメント】Joji - Attention

Joji - ATTENTION | A COLORS SHOW 書評じゃない番外記事。 アジア系アーティスト集団88rising所属のJojiによる"Attention"という曲の歌詞を訳してみた。上に貼った動画がとても良かったため。ベルリン拠点のYoutube音楽チャンネル"COLORS"でのパフォーマン…

コミュニティを捨てよ、ファクトフルネスを読もう

ロスリングの「Factfulness」、日本語版が発売された。 昨年の6月に下の記事で紹介して以来、既に何度かこのブログでは言及して、2018年のベスト本にも挙げた。けど、これは広く読まれるべき本だと思うので、もうひとプッシュしてみる。たぶんこの本について…

【寄稿連載更新】 年齢という「神話」に頼らないための武器

タトル・モリエイジェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新しました。ぜひご覧ください↓ 年齢によるターゲティングから「価値」によるターゲティングへの転換を説く、David Allison著"We Are All the Same A…

俺のグラミー/アカデミー/ピュリッツァー賞2018

年に一度の"自己満足"の祭典。それが、俺のグラミー/アカデミー/ピュリッツァー賞。 2018年に管理人が気に入った音楽と映画と本を紹介します。今年でもう4回目。 記事の最後にこのブログ運営の雑感も書いているのであわせてどうぞ。今年も、読んでくれたみな…

人類さん、ソーシャル過ぎません? - 2018年に読んだ本から

この記事で言いたいこと 人間の理性は、「ハイパーソーシャル」な特殊環境で他人を説得するために進化したニッチな能力だ。そこには集団で不合理な決定をしてしまうという負の側面がある。そして、ソーシャル過ぎるメディア環境では、事実を重視する「ファク…

2018年ベスト小説 - クッツェー「マイケル・K」

この記事で言いたいこと 土のように優しく生きようとする人間にとっては、賞賛も暴力になる。 クッツェーの小説「マイケル・K」は、感情語や装飾表現を「焼き払った」文章で、個人の流転と自由を描いた傑作。 目次 2018年ベスト小説 ざっとあらすじ 描写うま…

お金より時間より大事なリソース - 21 Lessons for the 21st Century by Yuval Noah Harari

この記事で言いたいこと ユヴァル・ノア・ハラリは、毎日2時間、瞑想するらしい。 アテンション(注意、注目)は、現代で最も希少で重要なリソースだ。 誰もが瞑想したがっているわけじゃないけれど、自分でアテンションをコントロールするのが大事。 目次 …

【寄稿連載更新】中国のAI開発について2018年の決定版

タトル・モリエイジェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新しました。 グーグル中国法人*1の代表などを歴任したカイフー・リーの本を紹介しています。中国のAI開発について、断片的なwebニュースは多いと思…

自分を大きく見せるためじゃない自分語り - 「悲しくてかっこいい人」 by イ・ラン

イ・ラン(Lang Lee) - 悲しくてかっこいい人 韓国の自由で気高い魂、 シンガーソングライターのイ・ランのエッセイ集。 セカンドアルバムの「神様ごっこ」(名作!)を聴いて以来、彼女の表現世界がとても好きで、ミランダ・ジュライと並べた記事を以前に…

【いいウソ、あります】エトガル・ケレットのドキュメンタリー「ホントの話」

日本での劇場公開や動画配信は未定。でもめちゃくちゃ面白かったドキュメンタリー「エトガル・ケレット ホントの話」(Etgar Keret - Based on a true story)を紹介したい。 先に言いたいことを書いておくとこんな感じ。世の中には「悪いウソ」を使うのが上…

【番外】時差別の人口という考え方、あと88rising

書評じゃない小ネタ記事。 世界で一番人口の多い「時間帯」はどのタイムゾーンかご存知だろうか。 目次 文明のタイムゾーン史観? 88risingとは ネットのギミックをブランドに変える おまけ:その他のタイムゾーン

ネオ・チャイナ、面白い

前の記事で紹介したブックリストに出てくる「ネオ・チャイナ:富、真実、心のよりどころを求める13億人の野望」を読んだ。これ、めちゃくちゃ面白い。

【寄稿連載更新】マイケル・ルイスの新作はトランプ政権について

タトル・モリエイジェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新しました。 手前ミソですが、これは良く書けた回だと思うので、ぜひご覧ください↓

【ブックガイド】ユヴァル・ノア・ハラリと行く12冊の人類観察ツアー

A Haphazard Guided Tour of Humanity on the Brink: a collection of some favorite books. pic.twitter.com/aImxQOBSPF — Yuval Noah Harari (@harari_yuval) October 29, 2018 小ネタ記事。 「サピエンス全史」「ホモ・デウス」のユヴァル・ノア・ハラリ…

ジュノ・ディアスとMeToo - その3 - ボストン・レビューの声明文の和訳

前の記事↑からの続き。 ピュリッツァー賞作家ジュノ・ディアスのパワハラ・セクハラ疑惑(経緯は前の記事参照)に際して、政治・文化メディアのBoston ReviewがWeb上に発表した声明文を以下に勝手に訳す。

ジュノ・ディアスとMeToo - その2 - セクハラ・パワハラ疑惑

ピュリッツァー賞作家ジュノ・ディアスの絵本を紹介した前の記事↑からの派生記事。 というか、ここからが本題。 前の記事を書くときにジュノ・ディアスの近況を調べてみたら、2018年の5月に彼に対するセクハラ・パワハラ疑惑が起こっていた。その経緯は次の1…

ジュノ・ディアスとMeToo - その1 - 新作絵本の書評

Junot Diaz - Islandborn 本書"Islandborn"の主人公ローラが通う学校の子どもたちは、皆どこか別の場所の出身だ。 「みんながもともといた国のことを絵に描こう」 先生がそう課題を出したとき、他の生徒は色めきだったがローラは困ってしまう。生まれてすぐ…

【寄稿連載更新】人工肉の世界へようこそ

タトル・モリエイジェンシーさんが世界の本棚からお薦めを紹介する「翻訳書ときどき洋書」への寄稿連載、更新しました。 ビールを醸造するように幹細胞から肉を培養する「アニマル・フリー」な肉の実用化を目指すスタートアップ企業を描くノンフィクションを…

【さよなら人類】ホモ・サピエンスからホモ・デウスへ - Homo Deus by Yuval Noah Harari

Homo Deus: A Brief History of Tomorrow 2016/10/31 初出 2018/09/09 日本語版「ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来」発売につき更新 「あなたが望めば戦争は終わる」とジョン・レノンは言ったけれど、望まなくても戦争が終わり、望まないと死ね…

【寄稿連載更新】美の進化

note「翻訳書ときどき洋書」内の連載、更新しています。

これも愛 - The First Bad Man by Miranda July

The First Bad Man: A Novel (English Edition) 作者: Miranda July 発売日: 2015/01/13 ミランダ・ジュライの小説”The First Bad Man"の主人公Cheryl(シェリル)は、自分の生活スタイルを「システム」と呼ぶ。人は沈んだ気分になると皿洗いも面倒になって…